消化酵素とサプリメント


老化が進むとホルモンバランスがくずれ、運動量が落ち、筋肉量も減少し、各器官も変性します。これにより、代謝機能が衰えます。
胃や腸などの消化器官の機能が衰えるため、健康な成犬のように食べ物から十分な栄養の吸収ができなくなります。
この低下した消化機能を助けるために、1回の食事量を少なくし食事の回数を多くします。通常、朝と晩の2回でしたら、1日3〜4回に切り替え、なるべく消化器の負担を軽くします。

また、いつでも同じものだけ与えたり、特定の効能に期待して偏った食品ばかりを与えることのないようにするのも大切です。犬たちに与えてはいけない食品以外を少量づつ、多品目食べさせて食物から得られる有益な栄養成分の多様性を確保しましょう。

サプリメントによる補給

食事は毎日なるべく決まった時間に与えます。冷蔵庫から取り出してすぐ与えるのもNGです。必ず室温にしてから食べさせます。

また、歯周病等の歯の疾病、唾液の分泌量の低下、噛む力・飲み込む力の衰え、消化酵素の減少が顕著になりますので、食物はなるべく細かく粉砕し、栄養分を消化、吸収しやすくします。

老犬食への切り替えにより、食事量が減り空腹で不満な愛犬には、食物繊維を多く含む野菜を増やすことで満腹感が与えられるとともに、大腸機能の低下による便秘の解消にもなりますので効果的です。

消化酵素

低下した消化機能を助けるために、1日の食事回数を増やしたり、食物を粉砕したりしても、老化により栄養素の吸収は不足します。
この不足する分は、外部から消化酵素を加え、補う必要があります。

犬たちは強酸性の胃液により、消化酵素を補給しても無駄という意見もありますが、胃酸で変性せず小腸まで届いて機能する胃酸に強いサプリメントを選択すれば問題ありません。

消化酵素も、乳酸菌に代表される身体に良い微生物のプロバイオテクスも最初から全く含まれていないドライフードは問題外ですが、普段、非加熱の食事をしている犬であっても、病気の場合や加齢に伴い衰えた消化能力をサプリメントで補い、栄養素の吸収を助けることは非常に重要なことです。

消化酵素には、消化対象、分泌器官により、下記のような種類があります。

●タンパク質の分解を助ける(プロテアーゼ)
 胃液:ペプシン
 膵液:トリプシン

●炭水化物の分解を助ける(アミラーゼ)
 唾液:唾液アミラーゼ(プチアリン)
 膵液:膵アミラーゼ(アミロプシン)

●脂肪の分解を助ける
 胃液・膵液:リパーゼ

消化酵素は、胃と膵臓の働きには欠くべからざるものです。サプリメントによる補給は、簡単に始められる愛犬の老化対策の最初のひとつです。

※老犬は、特に穀類の分解能力が衰退します。穀類を与えているようでしたら徐々に減らしていくことも大切です。

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タンパク質
ドライフードメーカーによる老犬の食事は、低カロリー、低タンパク、低脂肪が基本です。しかし、タンパク質と脂肪は、重要なエネルギー源です。これらが十分に与えられないと身体機能が著しく低下します。
消化の働きが衰えている時こそ、消化の良い高品質なタンパク質で栄養を摂取することが重要です。
鶏肉、魚、ラム肉に加え、調理した鶏の内蔵は消化性に優れ、良質なタンパク質が多く含まれています。

脂肪
老化とともに皮下脂肪が減少し、脂肪酸が合成されにくくなりますので、さまざまなオイルの適切な補強が不可欠となります。

紅花油などのリノール酸、オリーブオイルのオレイン酸、亜麻仁油や青魚からEPA、DHAのアルファリノレン酸など、不飽和脂肪酸をバランスよく食事に取り入れる必要があります。

近年注目のグリーンナッツオイルは、50%超のアルファリノレン酸を含む他、天然の酸化防止剤であるビタミンEを100g中227mgも含有していますので老犬にうってつけの脂肪酸です。

良質の不飽和脂肪酸は、エネルギー源としての役割に加え、皮膚の炎症を抑えるとともに動脈硬化の予防にも効果があります。

炭水化物(糖質・繊維質)
大部分の生物にとって炭水化物は必須の栄養素ですが、犬の場合、脂肪とタンパク質からすぐにエネルギーを得ることができますので不要という説もあります。
しかし、セルロースなどの食物繊維を含む炭水化物は、腸管など犬の消化系に有効で、健康に役立つ栄養素でもあります。

ビタミン・ミネラル
本サイトで紹介しています市販の冷凍生食やフリーズドライ生食、そして自家製でも正しいバランスのBARF、ナチュラルダイエットであれば、犬に必要な多種多様な食品群で構成されていますので、 非加熱ということもあり、 必須のビタミンとミネラルは適正に摂取できているものと思われます。

しかし、非加熱の食事であっても、前述の通り、加齢とともに消化酵素活性が低下しますので、消化酵素をサプリメントで補給し、消化をスムーズにし栄養を吸収しやすくするのが良いと思います。

非加熱のフードやバランスに不安をお持ちの手作り食等の場合は、消化酵素とプロバイオテクスを加えて常に栄養補強を行うとともに、これを機会に適切な老犬食へ徐々に切り替えながら、犬の食事について再検討されることをおすすめします。

サプリメント

サプリメントの目的は、毎日の食事で偏りがちな栄養や、不足する成分を補うことです。
それとは別に、身体に良いもの役立つもので健康維持や老化に伴うトラブルの予防を目的として使われるサプリメントもいろいろな種類があります。
後者の代表的な例として、シニア犬に頻発する関節のトラブルを予防し、サポート効果が期待できる、グルコサミンとコンドロイチンを含むサプリメントがあります。

若いころに激しい運動をしすぎた場合や、胴の長い犬種、大型犬は、シニアになってから関節のトラブルに見舞われることが多いように思います。
気になる症状があらわれる前に、”関節に効く” サプリを与えるのもひとつの方法です。

ニュージーランド産のミドリイガイ、グルコサミン、コンドロイチンを含む関節用の錠剤、パウダー、エキスの他に、関節のトラブルに役立つハーブを配合した商品など、多数、販売されています。

個人的には、事前に獣医師のアドバイスを受けながら、関節炎や骨格系の老化に効く製品を処方していただくことをおすすめします。

他の薬との飲み合わせの問題以外にも、一時的な消炎鎮痛の効能を求めるのか、長いスパンで愛犬の健康をしっかり見つめていくのかの大切なポイントと考えるからです。

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老化が進むとホルモンバランスがくずれ、運動量が落ち、筋肉量も減少し、各器官も変性します。これにより、代謝機能が衰えます。
胃や腸などの消化器官の機能が衰えるため、健康な成犬のように食べ物から十分な栄養の吸収ができなくなります。
この低下した消化機能を助けるために、1回の食事量を少なくし食事の回数を多くします。通常、朝と晩の2回でしたら、1日3〜4回に切り替え、なるべく消化器の負担を軽くします。

また、いつでも同じものだけ与えたり、特定の効能に期待して偏った食品ばかりを与えることのないようにするのも大切です。犬たちに与えてはいけない食品以外を少量づつ、多品目食べさせて食物から得られる有益な栄養成分の多様性を確保しましょう。

食事は毎日なるべく決まった時間に与えます。冷蔵庫から取り出してすぐ与えるのもNGです。必ず室温にしてから食べさせます。

また、歯周病等の歯の疾病、唾液の分泌量の低下、噛む力・飲み込む力の衰え、消化酵素の減少が顕著になりますので、食物はなるべく細かく粉砕し、栄養分を消化、吸収しやすくします。

老犬食への切り替えにより、食事量が減り空腹で不満な愛犬には、食物繊維を多く含む野菜を増やすことで満腹感が与えられるとともに、大腸機能の低下による便秘の解消にもなりますので効果的です。

消化酵素

低下した消化機能を助けるために、1日の食事回数を増やしたり、食物を粉砕したりしても、老化により栄養素の吸収は不足します。
この不足する分は、外部から消化酵素を加え、補う必要があります。

犬たちは強酸性の胃液により、消化酵素を補給しても無駄という意見もありますが、胃酸で変性せず小腸まで届いて機能する胃酸に強いサプリメントを選択すれば問題ありません。

消化酵素も、乳酸菌に代表される身体に良い微生物のプロバイオテクスも最初から全く含まれていないドライフードは問題外ですが、普段、非加熱の食事をしている犬であっても、病気の場合や加齢に伴い衰えた消化能力をサプリメントで補い、栄養素の吸収を助けることは非常に重要なことです。

消化酵素には、消化対象、分泌器官により、下記のような種類があります。

●タンパク質の分解を助ける(プロテアーゼ)
 胃液:ペプシン
 膵液:トリプシン

●炭水化物の分解を助ける(アミラーゼ)
 唾液:唾液アミラーゼ(プチアリン)
 膵液:膵アミラーゼ(アミロプシン)

●脂肪の分解を助ける
 胃液・膵液:リパーゼ

消化酵素は、胃と膵臓の働きには欠くべからざるものです。サプリメントによる補給は、簡単に始められる愛犬の老化対策の最初のひとつです。

※老犬は、特に穀類の分解能力が衰退します。穀類を与えているようでしたら徐々に減らしていくことも大切です。

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タンパク質
ドライフードメーカーによる老犬の食事は、低カロリー、低タンパク、低脂肪が基本です。しかし、タンパク質と脂肪は、重要なエネルギー源です。これらが十分に与えられないと身体機能が著しく低下します。
消化の働きが衰えている時こそ、消化の良い高品質なタンパク質で栄養を摂取することが重要です。
鶏肉、魚、ラム肉に加え、調理した鶏の内蔵は消化性に優れ、良質なタンパク質が多く含まれています。

脂肪
老化とともに皮下脂肪が減少し、脂肪酸が合成されにくくなりますので、さまざまなオイルの適切な補強が不可欠となります。

紅花油などのリノール酸、オリーブオイルのオレイン酸、亜麻仁油や青魚からEPA、DHAのアルファリノレン酸など、不飽和脂肪酸をバランスよく食事に取り入れる必要があります。

近年注目のグリーンナッツオイルは、50%超のアルファリノレン酸を含む他、天然の酸化防止剤であるビタミンEを100g中227mgも含有していますので老犬にうってつけの脂肪酸です。

良質の不飽和脂肪酸は、エネルギー源としての役割に加え、皮膚の炎症を抑えるとともに動脈硬化の予防にも効果があります。

炭水化物(糖質・繊維質)
大部分の生物にとって炭水化物は必須の栄養素ですが、犬の場合、脂肪とタンパク質からすぐにエネルギーを得ることができますので不要という説もあります。
しかし、セルロースなどの食物繊維を含む炭水化物は、腸管など犬の消化系に有効で、健康に役立つ栄養素でもあります。

ビタミン・ミネラル
本サイトで紹介しています市販の冷凍生食やフリーズドライ生食、そして自家製でも正しいバランスのBARF、ナチュラルダイエットであれば、犬に必要な多種多様な食品群で構成されていますので、 非加熱ということもあり、 必須のビタミンとミネラルは適正に摂取できているものと思われます。

しかし、非加熱の食事であっても、前述の通り、加齢とともに消化酵素活性が低下しますので、消化酵素をサプリメントで補給し、消化をスムーズにし栄養を吸収しやすくするのが良いと思います。

非加熱のフードやバランスに不安をお持ちの手作り食等の場合は、消化酵素とプロバイオテクスを加えて常に栄養補強を行うとともに、これを機会に適切な老犬食へ徐々に切り替えながら、犬の食事について再検討されることをおすすめします。

サプリメント

サプリメントの目的は、毎日の食事で偏りがちな栄養や、不足する成分を補うことです。
それとは別に、身体に良いもの役立つもので健康維持や老化に伴うトラブルの予防を目的として使われるサプリメントもいろいろな種類があります。
後者の代表的な例として、シニア犬に頻発する関節のトラブルを予防し、サポート効果が期待できる、グルコサミンとコンドロイチンを含むサプリメントがあります。

若いころに激しい運動をしすぎた場合や、胴の長い犬種、大型犬は、シニアになってから関節のトラブルに見舞われることが多いように思います。
気になる症状があらわれる前に、”関節に効く” サプリを与えるのもひとつの方法です。

ニュージーランド産のミドリイガイ、グルコサミン、コンドロイチンを含む関節用の錠剤、パウダー、エキスの他に、関節のトラブルに役立つハーブを配合した商品など、多数、販売されています。

個人的には、事前に獣医師のアドバイスを受けながら、関節炎や骨格系の老化に効く製品を処方していただくことをおすすめします。

他の薬との飲み合わせの問題以外にも、一時的な消炎鎮痛の効能を求めるのか、長いスパンで愛犬の健康をしっかり見つめていくのかの大切なポイントと考えるからです。

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